犬のマラセチアの症状
犬がマラセチア感染症になると、皮膚が局所的に赤くなり、強い痒みが生じるようになります。
抜け毛やフケが異常に多くなる場合が多く、皮脂の分泌量が多くなってベタベタしたり、体から独特な不快臭がするようになる事もあります。
ひどくなると、皮膚が色素沈着を起こして黒ずんだり、苔癬化して苔が生えたような状態になる場合もあります。
症状は、目、耳、口、顎、首、指の間、足の付け根、お腹、肛門周辺など、比較的皮膚が薄い部位や、汚れが溜まりやすい部位に異常が現われやすい傾向にあります。
また、耳の中は通気性が悪く汚れも溜まりやすいため、マラセチアが原因となって外耳炎を併発する場合もあります。
マラセチア性の外耳炎になると、耳の中が真っ赤に腫れ、耳の中からも強い痒みが生じるようになります。
そして、黒っぽい耳垢がたくさん溜まるようになり、耳の中がベタベタしたり、耳の中からも独特な不快臭がするようになる事があります。